2022年、太陽と月の食が促す古いサイクルからの脱却。

牡牛座の10度28分で迎えた新月そして部分日食とともに、今月が始まりました。 そして今度は5月16日午後1時15分に蠍座の25度18分で満月・皆既月食を迎えます。

今、私たちは食と食の間の、なかなかにクリエイティブなエネルギーの中にいるのですが、そこに加えて5月10日に双子座の4度で水星が逆行に転じ、また11日には、木星が12星座の始まりである牡羊座に移行しました。木星は1つの星座にほぼ一年とどまりますので、牡羊座に入るのは12年ぶりであり、今月から12年の新しいサイクルが始まったことになります。

牡牛座は物質的なものー不動産、土地、お金、食物、家庭など、それらを形作る基盤となる自身の「価値観」、また、それら有形のものを保持しようとする「安定(セキュリティ)」を表します。その対極にある蠍座はと言いますと、生(性)と死、破壊と再生、有形的な“安定”が壊れた後に訪れるサバイバルと変容、と、要はかなり深堀な性質なのですね。

現状を否応なしに揺さぶり、変化を促す天王星が2018年の5月に牡牛座に移行してから物質界には大きな変化がきており、何が“ノーマル”であるか、という価値観もひっくり返されてきました。

今年牡牛座・蠍座で4度にわたって起こる食は、その天王星、そして水瓶座にある土星のエネルギーを大きく受けます。

16日に迎える蠍座の満月・皆既月食は、サウスノードとピタリと重なり、ノースノードと重なる牡牛座の太陽と対角を成します。そこにですね、“カルマ”と学ぶべきレッスンを表すという厳しく重苦しくも見た目は美しい星、土星が90度の角度をとり、『T-スクエア』という相を形成します。

そこに水星逆行と木星の新しいサイクルの始まりですよ。

まとめましょう。

16日の皆既月食: 蠍座の月とサウスノード(過去世)がコンジャンクション(合)、牡牛座の太陽とノースノード(未来に向かって進む方向)がコンジャンクション、両極の真ん中からプレッシャーをかける水瓶座の土星 ー 過去とカルマの清算。

水星逆行(双子座の支配星は水星であることから、今回の逆行はパワフルです): 過去にあったことの甦り、再考、再会、修正、見直し、やり直し、賛否両論、真実に気づく、発見。

拡大と成長の星木星の牡羊座入り: 今後12年の新しいサイクルの始まり。

そこに今月の終わり、30日に双子座の9度で今月2度目の新月があります。

今月は、延々と続いてきたサイクルから脱却し新しいサイクルへ移行するという、強烈なエネルギーの中にあります。天王星を支配星に持ち、圧倒的な独立精神と自己の真実に忠実である水瓶座にある土星が囁きます(というか、土星ですからね、師匠ですから。喝を入れます、といった方がいいかしら)。

「本当の自分の、ハートにある真実を誤魔化し続けることはやめちゃいな?」(軽い師匠だ)

今、旅の途中でこの記事を書いているのですが、そろそろバスが出る時間です。

それではまた。

 

 

シェア ♡
error: Content is protected !!