2022年11月〜牡牛座の満月・皆既月蝕・天王星蝕!

日本時間で本日午後8時1分、牡牛座の16度0分で満月を迎えます。今回の満月は皆既月蝕となり、さらに、月蝕中に現在牡牛座の16度56分にある天王星を月が隠す、という天王星蝕も起こります。

….天王星食そのものは、地球全体で見ればそれほど珍しい現象ではありませんが、月食と同時に起こることはめったにありません。次回は2106年の部分月食で、皆既月蝕と同時となると2235年まで待たなければなりません(天王星に限らず、全惑星を対象としてもです)。

〜『星を見る・宇宙を知る・天文を楽しむAstroArts 2022年8日 皆既月食』 https://www.astroarts.co.jp/special/20221108lunar_eclipse/

442年ぶりの皆既月蝕+惑星蝕、というニュースがネットのあちこちにわいていますが、かなりレアな天体現象が起こっているのですね。(今このブログを書いている途中に、ちょうど家の窓から蝕の月が見えてまして。コンピュータと窓との間を行ったり来たりしてます 笑)

これはもう、西洋占星術的にみてもかなりエキサイティングな現象でして、といいますのも、満月時のエネルギーの高さに加えて、木星、土星、天王星、海王星、そして冥王星がその対極にガッツリと高いテンションを生む角度をとっているからです。

星同士がとる角度のうち、コンジャンクション(合/0度)、スクエア(90度)、オポジション(180度)は強いエネルギーを生むとして、占星術のチャートを読む上で特に注視します。さらに、その星が持つ特性ですね。

蝕だけでもかなり強いエネルギーを持ちますが、今宵の偶然にしてはあまりにも素晴らしすぎるテンションの高さを持つ星回りをみますと、今までも同じことを散々に書いてきたのですが、社会においてさらなる変化は続く。 という解釈になります。 引き続き、2023年から2026年にかけて土星、冥王星、天王星、海王星、天王星がそれぞれ次の星座へと移行するにあたり、混迷を極めていくとともに新しいパラダイムへと転換していくために、変化せざるを得ないチャンスは個人の人生において、また社会において、次々とやってくるのだろうと思います。

これは個人的にも集合的にも、まあ綺麗な言い方をすれば「過去から脱却し、新しい次のレベルへの移行」なのですが、自主的に手放すにしても強制的に変化が起こされるにしても、未知の可能性を探りながら、自分のハートの中に輝く星を羅針盤として進んでいきたいものです。

しかしながら、何かが終わりを告げる、変化するということは、より新鮮な空気や水を受け取ることのできる器にバージョンアップするために、今ある器を一旦空っぽにすることですから、それはそれで嬉しいことではありませんか? 自分の中に古く淀んだ水を溜め込んだままでは、新しく入ってくるものも入ってきませんし、健康にも良くないですしね。

ちなみに、今回の星回りのエネルギーを強く受けるのは、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座にパーソナルプラネット(月、太陽、水星、金星、火星)を持つ方々です。

さて、奇しくもこのテンションの高い満月・月蝕/天王星蝕の日に、アメリカでは中間選挙が行われます。相当のカオスが予想されます(といってもアメリカの選挙に繰り広げられるカオスは今に始まったことではないですが)。 バイデン氏は蠍座のエネルギーを多く持った方ですが、同氏と民主党にとってかなりチャレンジングな展開になるかもしれません。しかし天王星が絡んでいることから、想定外の想定外が起こる可能性もなきにしもあらず、です。

占星術の月のサイクルは新月から満月、そして新月へと、6ヶ月のスパンで見ていきますので、2023年5月の牡牛座の新月にかけて何を創り上げていきたいか、意図する時といたしましょう。火星が逆行を続け、冥王星に150度の座相をとる今月と12月、来年の1月にかけては、遅々とした物事の展開や内外に起こる葛藤にフラストレーションが溜まったとしても、できるだけニュートラルなスタンスで、新しいビジョンを想い続けながら自分の中にある治癒力と具現化する力を信じていきましょうね。

If you follow your heart, there is nothing to fear. (自分のハートに従えば、恐れるものは何もない。 ラム・ダス)

~Ram Dass

Image source:  “Total Lunar Eclipse(Blood moon)  Youggiand/Adobe stock

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